一宮市で解体する建築物の床面積合計が80平方メートル以上なら、建設リサイクル法に基づく届出の対象です。 発注者は工事着手の7日前までに、分別解体等の計画を一宮市へ届け出ます。業者が手続きすると言われても、対象面積、提出者、提出日、受理状況を見積契約前に確認してください。

80平方メートルは、見た目の建坪や敷地面積ではなく、解体する建築物の床面積の合計で判断します。母屋に増築部、離れ、車庫などがつながる場合や、登記・図面と現況が違う場合は、どこまでを一件の対象工事として数えるか建築指導課へ確認します。

80㎡と7日前を見積条件へ入れる

確認項目一宮市の案内施主が確認する記録
対象規模建築物解体は床面積合計80㎡以上図面・現地計測
届出者発注者または自主施工者氏名・委任関係
期限工事着手7日前まで提出日・受理控え
添付計画、図面または写真、案内図、工程表最新版一式
元請要件建設業許可または愛知県の解体工事業登録許可・登録情報

届出が必要かどうかだけでなく、分別解体と再資源化をどう行うかが制度の中心です。コンクリート、コンクリートと鉄から成る建設資材、木材、アスファルト・コンクリートなどの特定建設資材を、計画に従って現場で分けます。混ぜて搬出する前提の安い見積を選ばないでください。

写真は解体後ではなく着工前にそろえる

一宮市は、設計図を使う場合に配置図と立面図または基準階平面図を案内しています。写真を使う場合は2面以上で、全景2枚、遠景と近景、全景と内部などの組合せです。スマートフォンに画像があるだけで済ませず、対象建物と撮影方向が分かる形で整理します。

案内図には方位、道路、目標となる場所を示し、工程表には各工程の開始日から完了日までを書きます。増築部や別棟を見落とすと、写真と計画の対象がずれます。現地調査時に解体範囲を色分けし、残す塀・樹木・物置も別に記録してください。

届出代行では委任状と提出日を確認する

提出者が発注者または自主施工者以外なら委任状が必要です。解体会社や行政書士などへ依頼する場合は、誰へ何の手続きを委任するのか、原本の保管、補正連絡の受取先を確認します。『届出費用一式』だけでは、作成から受理確認まで含むか分かりません。

着工予定日から逆算し、7日前ぎりぎりではなく、図面不足や市からの補正に対応できる日程を取ります。届出日と現場の足場設置・内部撤去・重機搬入のどこを工事着手と扱うか曖昧にせず、工程表と現場掲示をそろえます。

解体見積は分別・運搬・再資源化を分ける

見積には、内装材の分別、木材・コンクリート等の積込み、運搬先、再資源化施設、処分費、届出書作成を分けてもらいます。再資源化施設が決まっている場合、一宮市は届出書の備考欄に施設名と所在地の市町村名を記すよう案内しています。

三社を比較するなら、解体見積の条件をそろえる表へ、床面積、構造、付属建物、特定建設資材、搬出条件、届出担当を追加します。坪単価だけでなく、分別と運搬を含む総額、追加費が出る条件を並べてください。

リサイクル法以外の手続きを同時に点検する

80平方メートル未満で建設リサイクル法の届出対象外でも、アスベスト事前調査、ライフライン停止、道路使用、浄化槽の最終清掃、建物滅失登記などが不要になるわけではありません。制度ごとに規模と期限が違うため、一つの届出結果を他の手続きへ流用しないでください。

アスベストについては、調査者の資格と報告書を確認する記事も併せて読みます。見積段階で調査範囲と追加分析の条件を分け、建設リサイクル法の届出書だけを安全確認の証拠にしません。

元請業者の資格も届出書類と一致させます。一宮市は、建設業の許可または愛知県の解体工事業登録が必要とし、解体工事業登録だけの場合は請負金額500万円以上の工事を請け負えないと注意しています。許可・登録番号、有効期間、契約者名を確認し、下請会社の名前だけで元請の要件を済ませません。契約後に工事範囲や金額が変わる場合は、資格と届出内容の両方を再点検します。

受理控えは、工事名、場所、着手予定日、届出者が契約書や工程表と一致するか確認し、解体完了後も見積書、契約書、写真、処分関係書類と一緒に保管します。

契約前の行動は、①図面と現地で解体床面積の合計を確認、②着工7日前より余裕を持って届出担当と添付書類を確定、③分別・運搬・再資源化を分けた見積で比較、の3つです。

一宮の家屋解体を相談する際は、登記資料、各階図面、現況写真、付属建物、希望着工日をそろえ、届出対象と見積範囲を同時に確認してください。

確認した一次情報

届出対象、床面積の数え方、工事着手日の扱い、必要添付は計画ごとに異なります。契約前に一宮市建築指導課と元請業者へ確認してください。