一宮で住宅を解体するとき、アスベスト事前調査は原則として解体業者の目視だけでは足りず、一定の要件を満たす調査者が書面と現地を確認します。 発注者は見積に調査費が含まれるか、誰がどの資格で調べるか、結果報告書をいつ受け取るかを契約前に確かめてください。

延べ床面積80平方メートル未満で行政への電子報告対象にならない場合でも、事前調査自体が不要になるわけではありません。80平方メートルと報告義務の違いを分け、今回は調査者資格と発注者が受け取る書面に絞ります。

調査・分析・除去の担当を混同しない

工程担当の確認受け取る記録
書面調査建材資料と改修履歴を確認できる調査者確認資料の一覧
現地目視対象建築物に対応する有資格者部屋・部位別の記録
分析調査必要な知識技能を持つ分析者分析結果報告
行政報告元請業者または自主施工者報告控え
除去作業作業レベルに応じた施工体制完了報告・作業記録

調査者が石綿含有建材を見た目だけで断定するのではなく、設計図書等と目視を組み合わせ、判明しない場合は分析または石綿ありとみなす対応を検討します。調査会社と解体会社が別でも構いませんが、調査範囲と結果の引継ぎ責任を契約書へ残します。

資格名と調査できる範囲を確認する

厚生労働省のポータルは、特定建築物石綿含有建材調査者、一般建築物石綿含有建材調査者、一戸建て等石綿含有建材調査者などを案内しています。一戸建て等の資格は一戸建て住宅や共同住宅の住戸内部など対象範囲があるため、建物用途と調査範囲に合う資格か確認します。

見積書には『有資格者が対応』だけでなく、資格種別、修了証等の確認方法、調査担当者、外注先を記載してもらいます。資格証の個人情報は必要以上に複製せず、発注記録として何を保存するかを双方で決めます。

一戸建ての住宅でも、店舗併用部分、離れ、車庫、倉庫、外壁、屋根、設備配管まで調査対象から漏れていないかを平面図で確認します。増築や過去のリフォームがある場合は、当時の見積書、建材名、施工写真を集め、調査者へ先に渡してください。

見積で調査費と分析費を分ける

調査費には資料確認、現地目視、写真、記録、発注者説明が含まれるかを確認します。分析が必要になった場合は、検体数、採取費、分析方法、追加日数を別項目にします。『アスベスト一式』では、調査だけか除去まで含むか分かりません。

アスベスト追加費用の確認項目を使い、含有が分かった場合の変更見積、工期、届出、近隣説明、処分費を契約前に決めます。安い見積を選ぶために調査を省くことはできません。

発注者への説明書と結果報告書を受け取る

厚生労働省は、発注者に対して事前調査費の計上、調査資格、事前調査結果報告書の提出を確認するよう案内しています。結果が『なし』の場合も、調べた部位、根拠資料、目視できなかった部分を確認します。

愛知県は元請業者による調査記録の作成・保存と、除去作業結果の発注者への報告を説明しています。発注者側も見積、調査結果、行政報告控え、変更契約、完了報告を一つの工事ファイルへまとめます。

報告書の日付が契約後でも、着工や内装撤去より前であることを工程表で確認します。調査のために仕上げ材の一部確認が必要な場合は、飛散防止と復旧方法を資格者へ聞き、家族が先に壁や天井を壊して確認しないでください。

相見積では各社へ同じ図面と改修履歴を渡し、調査対象部位と分析検体数の前提をそろえます。調査費が安い理由が対象漏れや資料不足でないかを確認し、結果が判明する前の固定総額だけで選びません。質問と回答は口頭だけで終えず見積条件として残します。

一宮市への報告と現場掲示を確認する

一宮市は、元請業者または自主施工者が石綿使用の有無を事前調査し、結果を現場へ掲示する必要があると案内しています。一定規模等の工事では調査結果の報告も必要です。掲示があるだけで調査内容が正しいと判断せず、発注者向け書面と一致するかを見ます。

吹付け石綿等が確認された場合は、作業開始前の届出や隔離・湿潤化など別の基準が関係します。発注者が自己判断で壁材を剥がして検体を取らず、資格者と施工者の計画を待ってください。

次の行動は、①見積へ調査費と担当資格を明記、②調査範囲・分析追加条件を確認、③着工前に結果報告書と必要な行政報告を照合、の3つです。

解体見積では、建物面積だけでなく築年、増改築、図面の有無、調査者資格、分析追加条件を同じ欄で比較してください。

一宮の解体前調査を相談する

参照した一次情報

法令、資格区分、報告対象は工事内容で異なります。契約・着工前に一宮市、労働基準監督署、資格者へ個別計画を示して確認してください。